照楠会 将棋入門「駒の動かし方を覚えよう」
2013.05.07
こんにちは!照楠会将棋入門の第1回目「駒の動かし方を覚えよう」です。まず初回は小駒とされる「歩」「香」「桂馬」の動かし方を覚えましょう。将棋の基本ですのでしっかり覚えましょう。
下の図を見てください。将棋は盤と駒を用意して下図のように並べるところから始まります。盤には9×9=81マス記されています。先手番から見て右上から左に向かって1~9、右上から右下に向かって一~九となっています。縦一列を「筋」、横一列を「段」と言います。それぞれ住所のようなものがあって、それを表したものが「棋譜」と言います。棋譜に関してはゆっくり覚えて行きましょう。
将棋は王様(王・玉)を捕まえるゲームです。どうやっても王様が逃げられないという状況になれば終局です。それについては次回か次々回で書きたいと思います。駒の動かし方もわからないのに詰む詰まないはわからないよ!と私も最初はそう思いましたので、駒の動かし方を一通り覚えたところでお伝えします。
駒の種類
「歩」9×2人分=18枚 (歩を1とした場合の駒の価値:目安)
「香」2×2人=4 (3点)
「桂馬」 同上 (4点)
「銀将」 同上 (5点)
「金将」 同上 (6点)
「角」1×2人分=2 (9点)
「飛車」 同上 (10点)
「王・玉」 同上
駒の動かし方
「歩」
図を見てください。動ける地点を赤く塗っています。「歩」は「ふ」と読みます。もっとも基本的な駒です。前に一歩ずつ動きます。自分が進もうとしている位置に敵の駒がいた場合、その駒を取って自分の駒にできます。他の駒も同様です。後ろには下がれません。一番弱い駒ではありますが、非常に重要な駒です。「歩のない将棋は負け将棋」といった格言もあります。歩がないと勝てない場面もあります。戦場で一歩一歩前に進む足軽のような存在の駒です。
「香」
「香」「きょう」、「香車」「きょうしゃ」と呼ばれる駒です。まっすぐであればどこまでも直進できる駒です。持ち駒として香を得ることができれば攻撃に非常に効力を発揮してくれます。「二歩」(同じ筋に二枚の歩を打つこと:反則)を避けるために歩の代わりをしてくれます。底香に力あり。下段にある香は縁の下の力持ち。歩が足軽なら、香は槍!突撃攻撃が強力です。ただ槍は長いので振り回すと味方に当たってしまうので、気をつけないと痛い目を見てしまいますよ。
「桂馬」
「桂馬」「けいま」と読みます。略して「桂」「けい」と呼ぶことが多いです。非常に特徴的な動きをする駒です。図を見てください。前に1マス進んだら、ナナメに1マスどちらかに動きます。そして1番の特徴は目の前(1マス前)にいる駒を飛び越えて目的の地点に行くことができるのです。この目の前の1マスには(駒のあるなしに関わらず)着地できません。これを「跳ねる」と言います。敵・味方関係なく飛び越えられるのです。着地点に敵の駒がいれば取ることがができます
馬という名前だけあって、桂馬は騎兵。戦場をピョンピョン跳ねまわって相手を撹乱します。ですが、馬に乗っているので目標にもされやすい駒です。「桂の高跳び歩の餌食」。戦場が混乱していれば動きが取れないですし、何もない平坦な土地に騎兵が攻めていけば的になる。非常に使いにくい駒ではありますが、上手く使いこなせるようになれば、将棋上級者です。
最初は小駒の動かし方でした!駒の動かし方はできるだけ短期間で更新します。駒の動かし方を覚えれば、将棋は指せます!次回は「金・銀・玉」の動き方をお伝えします。お待ちください。
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