恩師紹介その1

2013.03.03

照楠会のホームページを作成するにあたり、在学中にお世話になった先生方の今をご紹介しようという企画を立ち上げました。

そして今回記念すべき第一回にご紹介する先生は、加古川南高校一回生がお世話になった学年主任の加藤文則先生です。

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加藤先生は加古川南高校創立に大きく携わった先生方のお一人です。

加藤先生は加古川南高校に赴任される前には、姫路西高校に12年間勤務され、

昭和58年2月から加古川南高校に赴任、1・4回生学年主任、教務部長、教頭として平成6年3月まで11年間加古川南高校で勤務されました。

その後昨年3月の定年まで東洋大姫路高校の校長をされ、現在でもまだ東洋大姫路高校2年生に数学を教えていらっしゃいます。

そのような加藤先生にH25年2月25日照楠会館までお越しいただき、お話を聞きました。

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加藤先生が加古川南高校に来られたのは、20周年記念式典以来で、久しぶりに加古川南に来てみたいとうことで、わざわざ姫路からお越しくださいました。

先生の在籍は昭和58年2月、本来であれば先生方の赴任は4月からなのですが、新設校立ち上げ入試の為に、姫路西高校の担任を1ヶ月残して赴任され、生徒のことを思うと後ろ髪を惹かれる思いだったそうです。                                         

加古川南高校で2月から在籍された先生は、加藤先生をはじめ、川浪先生、渡辺先生、田中先生、藤本先生の5名の先生方が携われたそうです。                         当時加印学区では、東播磨、加古川北、高砂南と新設校のラッシュでした、各学校が新設される時には既存の学校を見習うのが習慣との事でしたしかし、

田村初代校長を初め加藤先生達は「生徒ありきの学校」を、教師と生徒も話せばわかる!の信念の元に作り上げたそうです。生徒を校則でがんじがらめにしない!話せばわかる、また「他校では生徒がタバコを吸えば即退学、そんなことをしていたら、僕たち何のために教師をしているのか?」って思っていらしたそうです。しかし、周りの学校からは加古南は、緩過ぎる!もっと締めろ!と非難を受けたそうです。それでも、教師と生徒の信頼関係を作るのに力を尽くされたそうです。

このようなお話を聞き、私達は本当に加古川南高校を選んで良かったんだ、自慢できる素晴らしい先生方に教えて頂いてたんだと思いました。またそのような先生方に育てられた私達生徒はきちんと社会に貢献できているのか?もう一度自問自答して、心を入れ替えないといけないと思いました。また先生方にご迷惑をお掛けしたことを深く懺悔する思いでいっぱいになりました。

加古南赴任後学級担任を持つことがなくなり寂しい思いをされたそうですが、昨年3月の定年の年まで東洋大姫路高校の校長をされ、その後生徒に直接数学を教えることが出来て、充実した毎日を過ごされています、さらに「80才まで現役で!」との、先生の教師魂に深く感銘しました。

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先生が加古南にいらっしゃった時は40代ちょうど今の私達役員がその年です、自分たちは先生のように年をとる事が出来るのか?いや、教えてもらったことを糧に先生みたいに立派に年をとるのが先生方に対するお礼であり、感謝の証であると役員一同考えることの出来た素晴らしい時間でした。

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加藤先生、寒い冬の日にわざわざお越しいただき、ありがとうございました。先生が剣道で鍛えた姿勢のよさ、ダンディーなところお変わりなく懐かしく思いました。                 

私達が在校生の時には思春期の不安定な感情が邪魔をして素直になれず自分が悪いのに反抗したりと、先生方の気持ちを察なくご迷惑をお掛けしました申し訳ありませんでした。今更ですがもう一度先生の授業を受けたくなりました。(数学だけでなく人生の進路指導もお願いします。)これからもお体に気をつけて、元気で教壇に立っていてください。

ありがとうございました。

照楠会役員一同

 

 

Category : 恩師紹介

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