９月１５日（日曜日）、NHKにおいて朝１０時３０分から放送される「将棋NHK杯」に久保利明九段が登場されます！

 

相手は金井恒太五段です。順位戦はC級１組、竜王戦６組。居飛車党の金井五段。得意戦法は角換わり腰掛け銀です。矢倉や横歩取りも多く指されます。久保九段はどのように指されるのでしょうか？久保九段は振り飛車党ですので、先手なら石田流、後手ならゴキゲン中飛車かと予想されます。もしくは今流行の角交換四間飛車でしょうか？今からワクワクします。

 

NHK杯は持ち時間各１０分（合計２０分）の早指し棋戦です。持ち時間を使い切ると両者１分単位で合計１０回の考慮時間があります（両者合わせて２０分）。それも使い切ると１手３０秒未満での戦いになりますから、だいたい１時間程度の対局です。

 

早指し棋戦なので、瞬発力を求められるため若手有利という声もありますが、ベテラン棋士の老獪な指し回しなども見られる棋戦です。スカパーの銀河戦や、ニコニコ生放送で見られるタイトル戦を除けば、唯一のテレビ放映がある棋戦ですので、ぜひぜひご覧ください。

 

将棋なんてわからないと言う方。NHK杯には対局を見る以外にももう一つの楽しみ方があります。それは解説です。プロの対局ですからアマチュアにはわからないなんて当たり前です。NHK杯は対局中に解説の棋士と聞き手の女流棋士が解説をしてくれます。予定では当日の解説は藤井猛九段です。

藤井九段は久保九段と同じ振り飛車党。藤井システムという戦法や角交換四間飛車・藤井流早囲いなどで常に革新を続けるパイオニア。そんな藤井九段は解説中にギャグを飛ばすこともしばしば。最近出たギャグが「ここで飛車の横効きを社団法人（遮断と社団を掛けています）」。ボソボソと低音で話す姿は将棋ファンの間で大人気の藤井九段です。

 

また聞き手の矢内理絵子女流四段は、最近テレビにも出るなど女流棋士界でもアイドル的存在です。ギャグなどをサラッと受け流す様子が見どころです。

 

もちろん久保九段の対局姿を目の当たりにできる機会です。久保九段の勝利を願いつつ、応援しましょう！

それでは日曜のひとときを将棋でお楽しみください。